Epson L3260 エラーコード 000031
Epson L3260 に エラーコード「000031」 が表示された場合、多くはプリントヘッド(キャリッジ)の移動異常や内部の異物・紙詰まり・センサーの検知異常が関係しています。突然発生することもありますが、必ずしも本体の故障とは限りません。EPSON公式でも、まずはプリンター内部の確認と電源の入れ直しを推奨しています。
この記事では、L3260でエラーコード000031が表示されたときに確認すべきポイントを、簡単なものから順番に紹介します。
エラーコード000031とは?
000031は、プリンター内部で正常な動作ができなかったときに表示されるエラーコードです。
L3260では、次のようなタイミングで発生することがあります。
- 電源を入れた直後
- 印刷開始時
- ヘッドクリーニング中
- ノズルチェック実行時
- 印刷終了直前
サービスマニュアルでは、このエラーはキャリッジ(印字ヘッド)の移動負荷が異常に大きい状態として扱われています。紙詰まり、異物、キャリッジ機構の抵抗、エンコーダーフィルムの汚れなどが主な原因として挙げられています。
主な原因
000031が表示される原因には、次のようなものがあります。
- プリンター内部に紙が残っている
- 小さな紙片や異物が入り込んでいる
- キャリッジの動きを妨げる異物がある
- エンコーダーフィルム(透明フィルム)が汚れている
- インクや紙粉によるセンサーの誤検知
- キャリッジ機構の異常
- モーターまたはメイン基板の故障
特に、目に見えない小さな紙片が右端や左端に残っているケースは少なくありません。
対処法① プリンター内部を確認する
最初に行うべきなのは、内部の目視確認です。
次の場所を確認してください。
- 用紙搬送部
- キャリッジ周辺
- 左右の奥
- 給紙口
- 排紙口
紙詰まりだけでなく、
- ラベル
- ホチキスの針
- クリップ
- ペットの毛
などが入り込んでいることもあります。
異物が見つかった場合は、無理に奥へ押し込まず慎重に取り除いてください。
対処法② 半透明フィルムを確認する
L3260には、キャリッジ位置を検知するための半透明エンコーダーフィルムがあります。
このフィルムに
- インク
- 指紋
- 紙粉
- ホコリ
が付着すると、位置を正しく読み取れず000031が表示される場合があります。
EPSON公式FAQでも、半透明フィルムの汚れを清掃することで改善する可能性があると案内されています。
注意
強くこすったり、アルコールなどの溶剤を使用するとフィルムを傷める恐れがあります。
対処法③ 電源を完全に入れ直す
内部確認後は再起動を行います。
手順は次のとおりです。
- プリンターの電源を切る
- 電源ケーブルを抜く
- 約5分待つ
- 再び電源を入れる
一時的な制御エラーであれば、この操作だけで復旧することがあります。
対処法④ キャリッジの動きを確認する
電源投入時には、印字ヘッドが左右へ移動します。
このとき、
- 異音がする
- ガリガリ音が続く
- 途中で止まる
ようであれば、キャリッジの移動が妨げられている可能性があります。
ただし、電源が入った状態で無理にヘッドを手で動かすことは避けてください。
ギアやロック機構を破損する恐れがあります。
対処法⑤ 保護材の取り忘れを確認する
新品設置直後に000031が表示された場合は、
- 保護テープ
- 輸送用ストッパー
- 緩衝材
が残っていないか確認してください。
初期セットアップ直後に発生する場合は、この原因も意外と多く見られます。
対処法⑥ ファームウェアを確認する
まれに制御プログラムの不具合によって動作異常が発生することがあります。
プリンターが正常起動できる場合は、
最新版のファームウェアへ更新して改善するか確認してください。
更新中は絶対に電源を切らないよう注意してください。
修理が必要になるケース
次のような症状では、自力での改善が難しい可能性があります。
- 毎回000031が表示される
- キャリッジが全く動かない
- モーター音だけが続く
- 異物がないのに改善しない
- 再起動しても同じエラーになる
サービスマニュアルでは、これらの場合は
- キャリッジモーター
- CRエンコーダー
- メイン基板
- キャリッジユニット
などの点検対象となっています。
症状別チェックリスト
| 症状 | 考えられる原因 | 対処方法 |
|---|---|---|
| 電源投入直後に000031 | 異物・紙詰まり | 内部確認 |
| 印刷中に停止 | キャリッジ負荷 | 異物除去 |
| ガリガリ音がする | キャリッジ異常 | 移動部確認 |
| ヘッドクリーニングで停止 | エンコーダーフィルム汚れ | 清掃 |
| 何度再起動しても改善しない | ハードウェア異常 | 修理相談 |
まとめ
L3260のエラーコード000031は、キャリッジの移動異常や内部の紙詰まり、エンコーダーフィルムの汚れなどが原因で発生するケースが多くあります。
まずは次の順番で確認してください。
- プリンター内部の紙詰まりを確認する
- 異物が残っていないか確認する
- エンコーダーフィルムを確認する
- 電源を入れ直す
- 異音やキャリッジの動きを確認する
- ファームウェアを更新する
これらを実施しても改善しない場合は、無理に分解せず、エラーコード「000031」を控えたうえでEPSONサポートへ相談することをおすすめします

