Epson EP-885A 紙詰まり

Epson EP-885A 紙詰まり

プリンターに「紙詰まり」と表示されたからといって、必ずしも紙が内部に残っているとは限りません。

Epson EP-885Aでは、実際に用紙が詰まっているケースだけでなく、小さな紙片の残留、給紙ローラーの汚れ、厚紙の使用、用紙セットのズレなどが原因で紙詰まりエラーが発生することがあります。

無理に紙を引っ張ると、内部のローラーやセンサーを傷める可能性があるため、まずは原因を一つずつ確認することが大切です。

この記事では、EP-885Aで紙詰まりが発生したときの原因と、安全に解消する方法を詳しく紹介します。

紙詰まりでよく見られる症状

紙詰まりが発生すると、次のような症状が現れます。

  • 「紙詰まり」が液晶画面に表示される
  • 印刷途中で停止する
  • 用紙が途中までしか送られない
  • 白紙のまま排紙される
  • 異音がして印刷が止まる
  • 紙を取り除いてもエラーが消えない

症状によって対処方法が異なるため、順番に確認していきましょう。

原因① 給紙経路に紙が残っている

最も多い原因です。

紙を取り除いたつもりでも、小さく破れた紙片が内部に残っていると、紙詰まりエラーが解除されません。

次の場所を確認してください。

  • 給紙トレイ
  • 排紙口
  • 背面カバー
  • プリンター内部
  • ローラー付近

小さな紙片でもセンサーが反応する場合があります。

原因② 紙を無理に引き抜いた

紙詰まりが起きると、多くの人は急いで紙を引っ張ります。

しかし、逆方向へ強く引くと紙が破れ、内部へ残ることがあります。

紙を取り除く場合は、

給紙方向に沿ってゆっくり引き抜く

ことが重要です。

抵抗がある場合は無理をせず、背面カバーを開けてから取り除きましょう。

原因③ 用紙のセット方法が正しくない

EP-885Aでは、用紙ガイドが紙幅に合っていないだけでも紙送りが不安定になります。

確認するポイントは次のとおりです。

  • 用紙ガイドが紙に軽く触れている
  • 用紙が曲がっていない
  • 用紙を入れすぎていない
  • トレイの最大容量を超えていない

特に写真用紙と普通紙を混在させると、紙送りエラーの原因になります。

原因④ 用紙が湿気を吸っている

意外と見落とされる原因です。

湿気を吸った紙は反りやすくなり、ローラーへ正常に送られません。

次のような用紙は避けましょう。

  • 湿った紙
  • 波打った紙
  • 折れ曲がった紙
  • 一度印刷した紙
  • ホチキス跡がある紙

新しい用紙へ交換するだけで改善するケースもあります。

原因⑤ 給紙ローラーが汚れている

長期間使用していると、ローラーへ紙粉やホコリが付着します。

その結果、

  • 紙を送れない
  • 一度に複数枚送る
  • 紙詰まりを繰り返す

といった症状が発生します。

ローラー表面にホコリが見える場合は、電源を切った状態で柔らかい布を使い、軽く拭き取ってください。

アルコールや研磨剤の使用は避けましょう。

原因⑥ 異物が内部に入っている

家庭用プリンターでは意外と多い原因です。

例えば、

  • クリップ
  • シール
  • ラベル
  • 子どもの小さなおもちゃ
  • 紙片

こうした異物が給紙経路へ入り込むと、紙送りが途中で止まります。

内部を確認するときは、懐中電灯を使うと見つけやすくなります。

原因⑦ センサーが紙詰まりを検知したままになっている

紙を取り除いたのにエラーが消えない場合は、紙検知センサーが元の位置へ戻っていない可能性があります。

まずは、

  1. プリンターの電源を切る
  2. 電源コードを抜く
  3. 約3分待つ
  4. 再度電源を入れる

これでセンサーが再初期化され、エラーが解除されることがあります。

改善しない場合は、無理にセンサーへ触れないようにしてください。

紙詰まりを解消する手順

次の順番で確認すると効率的です。

  1. 印刷ジョブを停止する
  2. プリンターの電源を切る
  3. 前面・背面カバーを開ける
  4. 紙片が残っていないか確認する
  5. 給紙ローラーを確認する
  6. 用紙を新しいものへ交換する
  7. 電源を入れて再度印刷する

焦って作業すると紙を破ってしまうことがあるため、一つずつ進めることが大切です。

紙詰まりを防ぐ方法

普段から次の点を意識すると、紙詰まりの発生を大幅に減らせます。

  • 用紙を乾燥した場所で保管する
  • 給紙トレイへ入れすぎない
  • 用紙ガイドを正しく合わせる
  • 定期的に内部のホコリを取り除く
  • 対応している用紙サイズ・種類を使用する
  • 印刷前に紙を軽くそろえる

日常的なメンテナンスだけでも、紙送りのトラブルは予防できます。

それでも紙詰まりが直らない場合

すべて確認しても紙詰まりエラーが繰り返し発生する場合は、以下のような原因も考えられます。

  • 給紙ローラーの摩耗
  • 紙送り機構の故障
  • 紙検知センサーの異常
  • 内部ギアの破損

このような場合は、分解せずにEPSON公式サポートへ相談することをおすすめします。特に保証期間内であれば、自分で分解すると保証対象外になる可能性があります。

まとめ

EP-885Aの紙詰まりは、実際に紙が詰まっているとは限りません。

確認すべきポイントは次のとおりです。

  • 紙片が内部に残っていないか
  • 用紙ガイドが正しく設定されているか
  • 湿気を吸った用紙を使っていないか
  • 給紙ローラーが汚れていないか
  • 異物が給紙経路に入っていないか
  • センサーが正常に復帰しているか

これらを順番に確認することで、多くの紙詰まりトラブルは安全に解消できます。

参考資料

  • EPSON公式ユーザーズガイド(EP-885A)
  • EPSON公式サポート「紙詰まりの対処方法」
  • EPSON公式FAQ「給紙・排紙トラブル」